初心者におすすめな観葉植物

初心者におすすめな観葉植物|室内でも育てやすい植物を紹介

おしゃれなお店や素敵な家には、必ずと言っていいほど飾ってある観葉植物。住まいの雰囲気を格上げしてくれるだけではなく、心に「安らぎ」や「癒し」をもたらしてくれる存在です。

一見、取り入れるのが難しそうに思えますが、それは植物に関する知識をもっていないからかもしれません。

そこで今回は、初心者でも育てやすい観葉植物を紹介しつつ、基本的な育て方やメリットなどを紹介していきます

これから素敵なグリーンライフを送りたい、植物を育てるのに失敗したくない、といった方にも相応しい内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。

もし植物を選ぶ際に迷った場合、筆者は「ユッカ・エレファンティペス」をおすすめします。おしゃれな樹形に加えて乾燥にも強いため、管理が簡単だからです。植物についても、後ほど詳しく解説していきます。

AND PLANTSで人気の観葉植物ベスト45を一気にまとめました。

あなたにピッタリなものが見つかるだけではなく、思いもよらぬ出会いが待っています。今すぐ知りたい方は、下記のページから読んでみてください。

2023年のおすすめの観葉植物45選|選び方・要望別・インテリア例

実は初心者でも観葉植物は育てやすい

「観葉植物を育てる」と聞くと、真っ先に「枯らさないか不安…」と想像する方もいると思います。しかし、きちんとコツを押さえれば大丈夫です。まずは以下2つをご覧ください。

では、それぞれ見ていきましょう。

室内の日陰でも育つ植物が多い

鉢植えで流通している観葉植物は、日陰で育つものが多いです。「直射日光がしっかり当たっていないと育たない」といったイメージがありますが、実は日が入らない屋内でも管理ができます

もともと観葉植物には「耐陰性」といった性質があり、この性質のおかげで日陰でも生育が可能。

つまり「植物を置きたいけど、日当たりが悪い」といった方でも問題なく取り入れることができるのです。 観葉植物を選ぶ際は「耐陰性があるかどうか」をチェックしておきましょう。

水やりを毎日しなくてもいい

観葉植物は毎日水やりをしなくても大丈夫です

「毎日あげた方が大きく生長してくれるのでは?」と思いがちですが、そうすると土が湿った状態が続き、植物の根っこが腐ることもあります。一度腐ってしまうと元の状態に戻るのは難しいので、むしろ毎日は避けるべきなんです。

屋外で管理する場合は、日当たりと風通しがいいので土が乾きやすいです。特に気温が高く水が乾きやすい夏場は、毎日あげる必要があります。

しかし、屋内で管理をするなら、土がすぐに乾くとは限りません。そうなると、お水やりも毎日しなくてよいことになります。観葉植物は「土が完全に乾くまではお水を与えない」というのを覚えておきましょう。

お水やりが心配な方は、下記のお水やりチェッカーをおすすめします。

[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_single]

初心者でも育てやすい観葉植物の特徴まとめ

誰でも簡単に育てられる植物には、いくつか共通の特徴があります。

  1. 乾燥に強い
  2. 寒さに強い
  3. 環境適応力が高い
  4. 日陰でも生長できる
  5. 幹が太くたくましい

初心者の方は上記の項目にあてはまる植物を選ぶと、失敗しづらいです。

必ずしもすべてを満たしている必要はありませんが「乾燥に強い」「日陰でも生長できる」といった性質は、備えているといいでしょう。

次章からは、上記の特徴に当てはまるようなおすすめの観葉植物を紹介します。

初心者におすすめの小さい観葉植物

小さい観葉植物を育てたいなら次の2つがおすすめです。

どれも育てやすいので、直感で選んでみるのもありかもしれません。

関連記事:小さい観葉植物|おすすめや育て方について

①ガジュマル|たくましい樹形

ガジュマル
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

ガジュマルは、たくましい幹をしているユニークな観葉植物。ゴムの木の仲間です。

筆者も初めての観葉植物はガジュマルからスタートしましたが、今年でもう5、6年の付き合いになります。お水やりの頻度を理解すれば育てるのはとても簡単なので、初心者の方におすすめです。

定番ではあるものの幹それぞれが独特な形をしているので、おしゃれなインテリアとして飾られているとか。「初心者だけど、インテリアグリーンとして取り入れたい」といった方にもいいかもしれません。

[https://andplants.jp/collections/chinesebanyan] ガジュマルの育て方はこちら

②モンステラ・デリシオーサ|希望の光を導く

モンステラ・デリシオーサ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

モンステラ・デリシオーサは、葉っぱに切り込みが入った個性的な観葉植物です。ハワイでは「希望の光を導く」と言われていて、新しい門出を迎える方などへの贈り物として適しています。

耐陰性も程よくあり乾燥にも強いので、お世話が楽です。これからグリーンライフを送りたい方にいかがでしょうか。

葉っぱの形が珍しいので、インテリアグリーンとして採用するお店もあります。お好きな家具や雑貨と合わせるのもよいかもしれません。暮らしが一段と素敵になるでしょう。

また、風水では恋愛運や家庭運などに効果があるとされています。人間関係の気をよりよい方向に導きたい時に一つあると心強い存在です。

[https://andplants.jp/collections/monsteraadansonii] モンステラ・デリシオーサの育て方はこちら

初心者におすすめの大きい観葉植物

「せっかく育てるなら大きめにも挑戦してみたい」といった方には、以下3つの観葉植物はいかがでしょうか。

お手入れが大変そうに思えますが、小さいものより体力があるので実は簡単です。では、見ていきましょう。

関連記事:大型の観葉植物|おすすめと注意点について

③サンスベリア・ゼラニカ|乾燥に強い

サンスベリア・ゼラニカ
日当たり 明るい日陰
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 やや強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから2〜3日後
秋冬:葉の表面にしわが寄ってから(10月以降はほぼ断水)

サンスベリア・ゼラニカは観葉植物ではあるものの、多肉のような扱いをされるほど乾燥に強い植物。お水やりの頻度は1週間に1回、秋冬なら2週間に1回でも大丈夫なので、初心者でも管理が楽です。

ゼラニカは縦長で設置スペースを広く取らないので、狭い場所でも管理ができます。ご自宅や職場に置きたいけど、スペースがないという方にもよいかもしれません。

温かい場所が好きなので寒いところに置かないようにするとよいです。特に冬場の窓際は、冷気が発せられているため植物にダメージを与えてしまいます。窓際からは、なるべく離して管理をしましょう。

[https://andplants.jp/collections/sansevieria] サンスベリア・ゼラニカの育て方はこちら

④パキラ|金運アップの効果がある

パキラ
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

パキラは、手のひらを広げたような大きな葉っぱが特徴の観葉植物です。別名「Money Tree(発財樹)」とも呼ばれ、金運を引き寄せます。「気の入り口」と言われている玄関に置くと、さらに運気が高まるとか。

風水では金運以外にも、邪気を払ったり健康運をアップさせたりする頼もしい植物です。葉水で葉っぱをきれいに保つと、さらに良い効果が長続きします。

また、一年を通して日当たりのよい置き場所で管理をすると新芽がどんどん生長します。大きくさせたい場合は、窓際など日差しがよく入るところに置きましょう。

幹も太く乾燥にも強いため、これから植物を始めたい方にもおすすめです。

[https://andplants.jp/collections/pachira] パキラの育て方はこちら

室内の日陰でも枯れにくいおすすめ観葉植物

下記2つの植物であれば、日陰でも枯れにくいのでおすすめです。

テーブルサイズから大型サイズまで用意してみました。置き場所に適しているものを選んであげてください。

関連記事:日陰でも育つ観葉植物|おすすめと育てるコツを紹介

⑤ピレア・ペペロミオイデス|乾燥に強い

ピレア・ペペロミオイデス
日当たり レース越しのカーテンの光
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後

ピレア・ぺぺロミオイデスは大きな丸い葉っぱから、別名「パンケーキプランツ」とも呼ばれている観葉植物です。多肉質で乾燥に強くお手入れもしやすいため、植物をこれからはじめたい方にも適しています。耐陰性にも優れているので、日陰でも十分に生長してくれるはず

ピレア・ペペロミオイデスはコンパクトなサイズであるため、トイレ・洗面所・キッチンなどスペースが限られている場所でも管理ができます。 乾燥に強いので、秋冬であれば1週間に1回程度のお水やりで問題ありません。お水のあげすぎに注意をすれば、基本的に失敗することは少ないです。

風水では人間関係を整えたりリラックス効果を与えたりするとされています。目が行き届くような場所に一つ置いてあるだけで、心がホッと落ち着くでしょう。

[https://andplants.jp/collections/peperomioides] ピレア・ペペロミオイデスの育て方はこちら

⑥エバーフレッシュ|適応力が高い

エバーフレッシュ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後

エバーフレッシュは、涼しげな葉姿が特徴的な観葉植物です。環境に順応する能力が高いので、ある程度の日陰でも生育ができます。

日陰で管理をする際は、はじめの2〜3週間は葉が落ちるかもしれませんが、次第に落ち着くでしょう。最終的には、お水やりだけで生長します。寒い場所が苦手なので、冬場は窓際などの気温が下がる場所から避難させてください。

エバーフレッシュには「睡眠運動」と呼ばれるユニークな性質があるのをご存じでしょうか。日中は葉が開いて夜は閉じるといった動きをおこない、余分な水分の蒸発を防ぐためにあるそうです。

1日を通してエバーフレッシュの動きを見られるので、あらためて観葉植物が「生き物」であるのを実感できます。

[https://andplants.jp/collections/pithecellobiumconfertum] エバーフレッシュの育て方はこちら

虫がつきにくいおすすめの観葉植物

植物を置きたいと考えている方は「虫がつくのではないか」と同時に心配しているのではないでしょうか。そこで、おすすめの植物が下記2つです。

日当たり・風通しなどを良好な状態に保っておけば、なおよいでしょう。

関連記事:観葉植物に付く虫|発生する種類と対策について

⑦キセログラフィカ|病害虫の被害が少ない

チランジア・キセログラフィカ
日当たり 風通しのよい日陰(室内)
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 弱い
水やり 霧吹き:1週間に1〜2回(夕方から夜)
ソーキング:月に1回程度

キセログラフィカは「エアプランツの王様」と呼ばれている大型種です。生長スピードは緩やかですが、大きくなると直径30〜50cmほどまで育ちます。迫力があるものを探している方におすすめです。

おしゃれに魅せるなら、キセログラフィカを1点だけ飾るのがよいかもしれません。あえてシンプルに置くことで、存在感を発揮できるからです。

他の植物を一緒に飾ってもいいですが、ボリュームが出すぎるとせっかくの存在感が台無しになることも。一緒に置く場合は、植物の数を少なくすればスッキリとコーディネートできます。

お水やりは、日が落ちてくる頃から夜にかけて1週間に2〜3回程度の霧吹き、月に一度6時間お水に浸けるのがよいです。風通しのいい場所で管理をしましょう。乾燥に強いので、育てるのはそこまで難しくありません。

[https://andplants.jp/collections/xerographica]

⑧ドラセナ・コンシンネ|風通しをよくすれば害虫が寄りにくい

ドラセナ・コンシンネ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

幹が細くて滑らかに伸び、シュッと展開した葉に赤や黄色のラインが入るドラセナ。スタイリッシュな樹形が楽しめ、モダンな空間が演出できます。

風通しを良好に保っていれば、ハダニやカイガラムシが付くこともそこまでありません。

「少し葉が密集し過ぎているな」と感じるときは、下部にある古くなった葉を手で取り除き、風の通り道をつくるといいです。サーキュレーターなどを使用して、人工的に風を送るのもよいでしょう。

生長がゆっくりなドラセナは水やりや剪定の手間が少なく、植物を育てた経験がない方でも育てやすいです。

ただし、直射日光に当たり過ぎると葉が下に垂れたり、葉焼けしたりして見た目が悪くなります。カーテンやブラインドを使って、日差しを調整するとよいですよ。

[https://andplants.jp/products/doracaenaconsinna-l] ドラセナ・コンシンネの育て方はこちら

おしゃれさ重視の方におすすめの観葉植物

観葉植物はどれも個性的な樹形をしているため、せっかくならおしゃれなものを置きたい方もいると思います。次に紹介する植物をインテリアとあわれば、暮らしをきっと格上げしてくれるはず。

丈夫な品種なので、初心者の方も管理がしやすいです。

関連記事:かっこいい観葉植物|おすすめと飾り方のコツについて

⑨ストレリチア・レギネ|オレンジ色の上品な花が魅力的

ストレリチア・レギネ
日当たり 明るい日陰
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから3〜4日後

ストレチア・レギネは、初夏から秋ごろにかけてオレンジ色の美しい花を咲かせます。うちわのように展開するつややかで大きな濃緑の葉と、オレンジの花が相まった姿はとても魅力的です。

花が咲くまでは時間がかかりますが、濃緑のクールな葉は1年中観賞でき、ラグジュアリーな雰囲気が楽しめます。リゾート感のあるアジアンテイストなインテリアによくなじむ観葉植物です。

花を咲かせたい場合は、春から秋の間に窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)のバランスの取れた有機肥料か、リン酸が多めに入った骨粉質類の肥料を与えましょう。

[https://andplants.jp/collections/strelitziareginae] ストレリチア・レギネの育て方はこちら

⑩ユッカ・エレファンティペス|力強くたくましい樹形

ユッカ・エレファンティペス
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低0℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の中が乾いてから2〜3日後
秋冬:土の中が乾いてから4〜5日後

太い幹が真っ直ぐと伸びるユッカ・エレファンティペスは、剣のような鋭い葉が印象的です。厚みのある濃緑の葉が上向きで伸びるため、勇ましいたたずまいに目を奪われます。無機質でヴィンテージ感のあるお部屋におすすめです。アンティーク雑貨とディスプレイしてもいいかもしれません。

縦のスペースに余裕がある場所へ置くと、空間に奥行きと立体感が生まれます。一方、狭いスペースに置くと圧迫感が生まれるので、置き場所には注意が必要です。

ユッカ・エレファンティペスをはじめとするユッカ属は、寒さに耐性があります。そのため、秋の時期までなら外で管理も可能です。

[https://andplants.jp/collections/yucca] ユッカ・エレファンティペスの育て方はこちら

屋外でも育てやすいおすすめ観葉植物

屋外で植物を育てたい場合は、次の2つが最適。丈夫な品種でありつつ、品のよい葉の姿が魅力的です。

庭木にもできる植物なので、スペースに余裕があれば検討してみてください。

関連記事:観葉植物は外でも育てられる?おすすめから注意点まで解説

⑪ユーカリグニー|おしゃれな銀葉

ユーカリグニー
日当たり 日当たりのよい屋外
温度 -15℃まで耐えられる
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

オーストラリア原産の植物で、丸みを帯びたシルバーの葉が特徴的な植物です。おしゃれなカフェやレストランの玄関でもよく飾られています。屋外にあれば「家の顔」として存在感を放つでしょう。

葉が丸みを帯びている点がとても愛らしく、ユーカリの中でも人気を集めています。生長するにつれて葉が細長くなりますが、新芽は卵型の葉です。 2枚の葉がワンペアで生えてくるので、重なる丸い葉っぱを見ているだけでリズミカルな気持ちになります。

[https://andplants.jp/collections/cidergum] ユーカリ・グニーの育て方はこちら

⑫オリーブの木|シンボルツリーに最適

オリーブ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 マイナス3〜5℃まで耐えられる
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてからたっぷりと
秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後にたっぷりと

近年オリーブは、学校や施設などの地植えとしても見られるようになり需要が高まっています。乾燥に強く育てやすい植物で、現地では樹齢1000年を超える樹が現在も実をつけています。日本ではシンボルツリーとして庭木にしているご家庭も多いようです。

「オリーブグリーン」と呼ばれる光沢のある葉が大変美しく、遠くから見ると銀色に輝きます。屋外に置けば、周囲を明るく照らしてくれるでしょう。初夏には白くて小さな花を沢山咲かせるそうです。

旧約聖書にあるノアの方舟のエピソードが由来となり「平和」といった縁起のよい花言葉が与えられています。

[https://andplants.jp/collections/olive]

オリーブの木の育て方はこちら

実際に初めて観葉植物を購入された方のレビュー

AND PLANTSでは実際に商品を販売しているので、ご購入のお客様からレビューをいただけることがあります。いただいたレビューの中からご紹介している観葉植物以外で初めて購入されたものを集めました。

実際に購入された方の感想なので、参考になるかと思います。

フィカス・ベンガレンシス

フィカス・ベンガレンシスのレビュー
[https://andplants.jp/collections/benghalensis]

フィカス・ウンベラータ

フィカス・ウンベラータのレビュー

[https://andplants.jp/collections/umbellata]

フランスゴムの木

フランスゴムの木のレビュー

[https://andplants.jp/collections/ficusrubiginosa]

観葉植物が枯れる主な原因と基本的な育て方

「植物はどうして枯れてしまうのか」「どんな育て方がベストなのか」といったことを以下5つの項目に沿って解説していきます。

上記のポイントさえしっかり理解すれば、観葉植物を上手に育てていけるはずです。

関連記事:観葉植物の育て方|コツや管理法について

お水やり|土が完全に乾いてからあげる

観葉植物にお水やりをする際は、土が完全に乾いてからあげるようにします。土の中を指で触り、土が指に付かなくなったら「乾いたサイン」。

一方、触ったときに土が指に付くなら「湿っているサイン」なので、まだあげなくて大丈夫です。

枯れる原因としては、土が湿っているにもかかわらず、水を与えてしまうことが考えられます。つまり、指に土がまだ付いている状態です。 そうなると、湿っている状態が長く続くので、次第に根っこが腐ってしまいます。

一度腐ってしまうと元の状態に戻るのは難しく、菌が体内を巡り結果的に枯れるのです。 お水やりは、メリハリを意識すると上手くいくことが多いので、少しずつ感覚を覚えていきましょう。

関連記事:観葉植物の水やり|ポイントとやり方について

日当たり|日当たりの良いところに置く

観葉植物は日当たりの良いところを好みます。日当たりが良ければ適切に光合成ができるので、栄養素が体内に巡っていき、すこやかな生長が可能です。生長期の春夏であれば、新芽もどんどん吹いていき、大きくなるでしょう。

一方、日当たりの悪い場所でずっと管理をしていると、株が弱っていき病気や害虫が発生しやすくなります。「気づいたらもう手遅れ」といったことも珍しくありません。

観葉植物はほとんどが日陰に耐えられる性質を備えていますが「日陰がベスト」ではないのです。あくまでも「他の植物と比較して耐えられる」だけで、ずっと日陰に置いていると状態は悪化します。

1週間に1〜3回ほどは、外の風・日光に触れさせるのがおすすめです。

温度|最低10℃以上をキープする

種類にもよりますが、最低10℃以上をキープできるのが好ましいとされています。10℃を下回ると障害が出てしまい、枯れる原因につながるからです。

秋から冬場にかけて気温が徐々に落ちてきたら、屋内で管理するようにします。屋外で冬越しできるものを除いて、外の植物も中に入れるのがいいでしょう。そのまま外に放置をすると葉っぱがすべて落ち、翌年に新芽が出なくなるので注意してください。

屋内が冷える場合は、ダンボールで植物を囲むと効果があります。まずは「観葉植物を冷気に触れさせない」といった意識をもつようにしましょう。

風通し|風通しのいいところに置く

観葉植物は日当たりも大切なのと同時に、風通しも重要です

すこやかな株へと育てるためには、適度な風を当てる必要があります。定期的にベランダや玄関の外などに出して触れさせるのもアリですが、室内で管理をするなら扇風機・サーキュレーターを活用するのがおすすめです。

一方、観葉植物が枯れるのは、風通しの悪い場所で管理をしていることが考えられます。風通しが悪いと土が乾かず湿っている状態が続いてしまうので、根腐れにつながるのです。

適度な風は、根腐れを予防するだけではなく植物の生育を促進する効果もあるので、取り入れていきましょう。

関連記事:観葉植物の風通し|大切な理由と悪いときの対策について

冬の置き場所|窓際は避ける

冬場は屋内に観葉植物を置くのと同時に、窓際から距離をとって管理をしてください。窓は「冷気の入り口」とも言われ、約60%の熱が窓から放出されるそうです。 つまり窓際は、屋内の中でもっとも冷える場所になります。

そこに観葉植物を置いていると、葉や幹にダメージが出てしまうため、窓際から観葉植物を離す必要があるのです。

「なんだか急に植物の元気がなくなった」「葉が垂れている」などのケースが冬場に起きることがありますが、寒い場所に放置をしているのが原因。 なるべく窓際を避けて、暖かい場所で管理をしましょう。

関連記事:観葉植物の冬越し|コツや注意点について

初心者が知っておきたい観葉植物のメリット

観葉植物は、インテリアグリーンになる以外にもさまざまなメリットがあります。

それぞれ詳しく見ていきます。

関連記事:観葉植物の効果|メリットや注意点について

素敵なインテリアになる

観葉植物はどれも葉や姿が異なるので、暮らしに取り入れるだけで素敵なインテリアになります

植物の色合いは、日本の素朴な住宅や家具とも相性がいいからでしょう。自然に溶け込んでくれるので、他のインテリアとも組み合わせやすいです。

たとえば、スツールを活用して植物を載せてもいいですし、キッチン棚に飾ればカフェ風を演出できます。物寂しい場所に一つ置いてあるだけで、その場所が魅力的な空間に様変わりするはずです。

植物があるだけで、いつもの景色が贅沢なものになりますよね。

関連記事:インテリアに合う観葉植物|おすすめとおしゃれな飾り方について

風水の効果がある

観葉植物にはさまざまな風水の効果があります

たとえば、葉っぱが鋭く上向きのものは金運や仕事運をアップさせたり、下向きで丸い葉のものは周りの人々をリラックスさせ、人間関係を調和するそうです。

また、植物が生長すると葉の形が変化するものもいるので、風水効果も変わることもあるとか。種類によってある程度の風水効果は決まっているので、より深く知りたい方は個別で調べるのをおすすめします。

最後は、自分自身が観葉植物を暮らしに取り入れて「どう感じるか」が大切です。少しでも気持ちがホッとできるならプラスに働いている証拠なので、引き続き置いてみましょう。

関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ

リラックス効果がある

国土交通省の調査によると、植物の割合が高いほど「安らぎのある」「さわやかな」「潤いのある」と感じる人が多いことが判明しました。「観葉植物があるとどこか癒される」といった感覚は、おおむね正しいようです。

また、植物は「フィトンチッド」と呼ばれる成分を放出しています。もともと菌や細菌から身を守るために放出されているものですが、これによって嫌な成分を除去しリラックス効果をもたらしているとか。

実は、森林浴をするとリフレッシュできるのは「フィトンチッド」のおかげとも言われているのです。多かれ少なかれ、植物は私たちにリラックス効果を与えてくれます。

観葉植物の初心者からよくある質問

最後に観葉植物の初心者からよくある質問とその答えをまとめました。

ひとつひとつあらかじめ把握しておけば、安心して植物を置くことができます。

観葉植物に虫はつくの?

屋外で育てているとつくものもありますが、基本的には大丈夫です。ただし屋内の場合は、土がずっと湿った状態が続いてしまうとコバエなどが発生することがあります

水やりの頻度が多すぎたり日光にあまり当てなかったりすると、つく可能性があるだけで断定するものではありません。心配な人はハイドロカルチャーで育てれば虫の心配はないでしょう。

ハイドロカルチャーというのは、ハイドロボールと呼ばれる人工土を使って育てる方法です。匂いもなく、清潔で、繰り返し洗って使うことができる優れものです。

透明なグラスなどに入れて管理すれば、水の減量が目で確認できるので、お水やりの間隔が掴みやすいです。

観葉植物って肥料は必要なの?

肥料はなくても大丈夫ですが、ある方が元気に育ちます

大きくは2種類あって、液体と固形の肥料です。液体であれば即効性はありますが、持続性がないので頻度が必要です。

一方で、固体であれば即効性はありませんが持続性があります。1ヶ月ほど続くので普段の水やりと一緒にあげるとより強い株に育つでしょう。

市販の土はすでに肥料が含まれている場合があります。 大切なのは普段の水やりと日当たりで、肥料はプラスαと考えておくのがいいかもしれません。

育てやすい大型の観葉植物は?

育てやすい大型の観葉植物をここでは3つご紹介します。

  1. エバーフレッシュ
  2. フィカスウンベラータ
  3. ドラセナコンシンネ

大型の観葉植物の方が、小型と比べて背丈も太さもあるので、実は体力もあり枯れにくいです。特に上記の3つは環境にも適応できるので、日陰の場所でも育てることができます。

注意点をひとつ挙げるとすれば、冬場の寒さが得意ではないのでそれぞれ窓際などに置かないようにしましょう。詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。

関連記事:大型の観葉植物|選び方と注意点について

枯れない観葉植物って存在するの?

基本的に枯れない観葉植物は存在しません

植物は生きているので、上手く育てられない場合はみんな枯れてしまうからです。枯れるのがどうしても嫌なのであれば、フェイク・ドライフラワー・造花などをインテリアとして飾るのをおすすめします。

ちなみに「風水ではよくない」ということが言われたりもしますが、ご自身がまず飾ってみて気持ちよく感じられるのであれば問題ありません。

玄関におすすめの観葉植物は?

ペペロミア・サンデルシーがおすすめです。程よく厚みがあり多肉質なことから、お世話がしやすく初心者にも適しています。

大きくなってもスペースを必要としないので、玄関周りに置いても邪魔になりません。スツールなどに置いておしゃれに飾ることができるでしょう。

葉っぱと茎の色が異なるので、インテリア性の高い植物を探している方にもおすすめ。場所を選ばずに美しい姿を鑑賞できるでしょう。

関連記事:玄関に飾る観葉植物|選び方や管理時の注意点について

[https://andplants.jp/collections/peperomiaargyreia]

インテリアに合う観葉植物といえば?

「夫婦愛」「永遠の幸せ」といった花言葉をもっているフィカス・ウンベラータはいかがでしょうか。

個性的すぎないため、どんなインテリアともよくあいます。愛らしい姿をしているため、鑑賞するたびに癒されるはず。風水ではリラックス効果を備えているようですよ。

寝室やリビングなどにひとつあると、住まいの雰囲気が柔らかくなります。

[https://andplants.jp/collections/umbellata]

まとめ

観葉植物を育てた経験がない方からすると「どれも知らなかった知識や情報ばかりで私にもできるかな…」と不安になるかもしれませんが、安心してください。

植物を素敵に飾っている人でも、初めは私たちと同じように何も知らないところからスタートしています。徐々にコツやノウハウを覚えて実践したからこそ、今の姿があるのです。

大切なのは、一気に覚えようとせず、まずは一つずつしっかりと取り組んでいくこと。「塵も積もれば山となる」といった言葉があるように、日々の小さな一歩がやがて大きな自信へと変わるでしょう。

今回の記事を読んで「どの植物が結局いいんだろう…」と迷ってしまったら、個人的には「ユッカ・エレファンティペス」をおすすめします。

初めて植物を育てるなら失敗したくないと思うのではないでしょうか。ユッカであれば、お水やりは1週間に1回程度で構いません。加えて、高いインテリア性を誇るので、住まいの雰囲気をいっそう格上げしてくれます。

馬淵 大
観葉や多肉植物が昔から好きで、今は自宅でコウモリランをメインに育てています。 前職で、仕入れ、植え替え、販売などを経験。育てているうちに、まるで我が子のように愛着を感じてお持ち帰りしてしまう日も。 同じように…とまではいかなくても、そんな風に愛着をもって育ててもらえれば嬉しいです。 ぜひ一緒にお気に入りの植物を探すお手伝いをさせてください。

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