玄関に飾る観葉植物|選び方や管理時の注意点について

玄関に飾る観葉植物|選び方や管理時の注意点について

世間には様々なタイプの住居がありますが、どんな家にも必ずあるスペースといえば玄関でしょう。

気持ちを切り替えて仕事へ出向く時間、家に帰ってホッと落ち着く時間、友人やお客さまを迎える温かな時間、そんな時間を過ごすのは全て玄関です。

招待したお客さまが最初に見る第一印象の為にも、何より家で過ごす自分の為にも、何もない「出入り口」ではなく「家の顔」として素敵な空間にしたいものですね。

今回はそんな素敵な空間作りに欠かせない、玄関に飾る観葉植物について紹介します。

意外に注意が必要な玄関に適した観葉植物の種類選び、管理する際の注意ポイントもまとめていますので是非参考にしてください。 

玄関に飾る観葉植物の選び方

今回は玄関に飾る観葉植物の選び方を以下3つのカテゴリーに分けました。

  1. 耐陰性の高い観葉植物を選ぶ
  2. 屋外にぴったりな観葉植物を選ぶ
  3. 幸運を呼ぶ観葉植物を選ぶ

植物の特性や気になるポイントを元に分類しています。

それでは詳しく見ていきましょう。

①耐陰性の高い観葉植物を選ぶ

日光は植物に欠かせない要素ですが、玄関は一般的に日が差し込みにくく、植物を充分生育させるには日当たりが良くない場合があります。

そんな際に大切なのが植物が持つ「耐陰性」です。耐陰性とは日照りが少ない場所でも成長できる性質のことで、耐陰性が強いものから弱いものまで植物によって異なります。

日当たりの悪い玄関でも、耐陰性の強い植物なら元気に育ってくれるということですね。

沢山植物が繁って日陰になることが多い熱帯雨林原産の植物などは、耐陰性が高い植物が多いと言われているためおすすめです。

関連記事:日陰でも育つ観葉植物10選!玄関や屋外でも育てるコツを紹介

②屋外にぴったりな観葉植物を選ぶ

「玄関の日当たりが悪いなら外に置こうかな?」と思われた方、もちろん屋外も正解です。

屋外に観葉植物を置く場合は日当たりはもちろん気温にも注意しましょう。植物の種類によっては、日本の気候では一年中外に出していられないものも多くあります。

越冬や夏越しができるかは、お住まいの地域の気温と合わせて調べておく必要があるでしょう。種類は同じでも大きく成長したものであれば、寒さや暑さへの耐久度が上がっていることもあります。

また、玄関先に飾るなら枯れない常緑樹なのか、鉢を頻繁に代えなくて良いように根っこが伸びすぎないかもポイントです。せっかく家の正面に飾るなら、元気に育ってくれる植物がよいでしょう。

③幸運を呼ぶ観葉植物を選ぶ

玄関は風水的にも「気が出入りするところ」として大切な場所であり、見栄えだけでなく幸運を祈って植物を置く方も多いです。

風水では葉の形や向きにも意味があり、葉が上向きの植物は活発な陽の気を発生させ、下向きの植物は気を落ち着かせるといわれています。

風水的な意味以外にも、植物には素敵な由来があるものや花言葉で縁起の良い意味を持つものが多くあります。

自分の気に入った意味を持つ植物を置くにあたり、毎日意識を向ける玄関ほどぴったりな場所はないでしょう。

関連記事:観葉植物の風水|場所と効果別のおすすめ

日陰の暗い玄関におすすめな観葉植物3選

具体的に日陰の暗い玄関におすすめな観葉植物は以下の3種類です。

  1. シェフレラ
  2. ザミオクルカス
  3. アグラオネマ

これらは耐陰性が強く、多少日当たりが悪くても充分に育てられます。

個別に詳しく見ていきましょう。

シェフレラ

シェフレラ

シェフレラは熱帯の植物で、世界中の熱帯から温帯にかかる様々な地域に自生している植物です。

種類も様々で、白いフチがあるものから黄色い斑点があるものなど約600種あるといわれており、大型のものは日本でもビルの2階の高さまで大きくなります。

葉の生え方が特徴的で、手のひらのようにぐんと放射状に広がる姿がまるで傘みたいで可愛らしいですよ。

ついつい葉に目がいきがちですが、よく見ると茎にも竹の節のようなスジがあり、柔らかいようで硬いようなこの植物が持つ独特な魅力を引き立てています。

耐陰性が強い上に暑さや寒さにも強く、どんなところでも育つことから花言葉は「実直」です。

ザミオクルカス

ザミオクルカス

パワフルかつスタイリッシュな姿から近年人気なのがザミオクルカスです。アフリカ原産の植物で、種類としてはお馴染みのサトイモ科に属します。

落ち葉を拾った時などに手に持つ枝のような部分を葉軸と呼びますが、なんとザミオクルカスは地面から直接葉軸が生えています。アフリカらしい生命力を感じますね。

新芽の生え方もとてもユニークで、10枚程度の新芽が閉じたまま伸びていき、大きくなると一斉に開きます。

そんな葉の開き方が由来しているのか、花言葉は「輝く未来」。扉を開けて外に出る玄関にぴったりですね。

[https://andplants.jp/products/zamioculcas-s]

アグラオネマ

アグラオネマ

アグラオネマは熱帯アジア原産の植物です。その独特で奇抜な葉の模様から園芸品種として人気があり、品種改良を重ねて沢山の種類が流通しています。

迷彩柄のようにハッキリ色が分かれた品種や赤葉系のものが人気で、有名映画に登場したこともあり熱心な愛好家が多いことでも有名です。

タイでは「幸運を招く植物」という言い伝えがあり、為富裕層が家に飾ることが多いと言われています。近年ではホルムアルデヒドなどシックハウス症候群の原因となるような有害物質を除去する効果が発見され、空気清浄効果のある植物としても人気を集めています。

熱帯の植物ということもあり湿度を好みますが、室内で育てることも十分可能です。花言葉は「青春の輝き」となっています。

[https://andplants.jp/products/agraonema-s]

玄関の外に適したおしゃれ観葉植物3選

続いて紹介するのは、室内ではなく玄関先に適した観葉植物3種です。

  1. オリーブ
  2. ユーカリ・グニー
  3. ユッカ

どれも冬に枯れることのない常緑樹で、家のシンボルツリーにぴったりのおしゃれな植物です。

更に詳しく紹介しましょう。

オリーブ

オリーブ

近年シンボルツリーとしての需要が高まり街中でも見かけるようになったオリーブは、ご存知の通り地中海地方原産の植物です。育てやすく丈夫な植物で、現地では樹齢1000年を超える樹が現在も実をつけます。

しかしオリーブというと実やオリーブオイルなど、どちらかというと食用品のイメージが強いですよね。

ところが観葉植物としても大変美しく、葉の表面はオリーブグリーンと呼ばれる光沢のある緑色で、裏面には白い細毛が密生し、遠くから見ると銀色にキラキラと光ります。

初夏には白くて小さな花を沢山咲かせてくれますよ。旧約聖書にあるノアの方舟のエピソードが由来となり、花言葉は「平和」です。

[https://andplants.jp/products/olive-m]

ユーカリ・グニー

ユーカリ・グニー

オーストラリア原産の植物で、丸みを帯びたシルバーの葉がおしゃれなカフェなどに飾られることも多い品種です。

ユーカリというとコアラが食べているイメージですが、彼らはユーカリの中でも別の品種を食べています。700種あるユーカリの中で彼らが好むのは30種程度だそうで、意外にグルメということですね。

ユーカリ・グニーが他の品種と違い可愛らしい点は、ずばり葉が丸いところです。成長するにつれて少しずつ細長くなっていきますが、基本的には卵型で生えてきます。

2枚の葉がワンペアで生えてくるので、ぽんぽんと重なる丸い葉っぱを見ているだけでリズミカルな気持ちになりますよ。花言葉は「再生」や「思い出」です。

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ユッカ

ユッカ

ユッカは中央アメリカ原産で、太い幹から剣のようにとがった葉をまっすぐ上に伸ばす姿から、青年の木とも呼ばれています。

自生地では5~6メートルほどの大木になりますが、日本でシンボルツリーとして多く流通しているのは1.5メートルほどのサイズのものです。

とがった葉が放射状に広がる姿からは想像し辛いですが、実はユッカは花を咲かせる植物です。不定期に葉と葉の間から長い茎を伸ばし、その先に大きな白い花が鈴なりに咲きます。

普段の雄々しい姿とは対照的な美しく繊細な花ですが、咲いた時の迫力は素晴らしく、まるで景色が一変したかのような錯覚を感じるでしょう。

花言葉はその壮大さから「勇壮」です。

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風水的によいと言われる観葉植物3選

気の出入り口である玄関に置く、風水的によい観葉植物は以下の通りです。

  1. パキラ
  2. ミリオンバンブー
  3. モンステラ

玄関に観葉植物を置くことで気分も良くなり、見栄えも良くなり、更に運気まで上がるとしたら良いこと尽くしですね。

それでは詳細を見ていきましょう。

パキラ

パキラ

風水効果が期待できる観葉植物の代表格が「パキラ」で、贈答品としても大変人気があります。

風水では「とがった葉を下向きに生やす」パキラは「強い気を発し悪い気を鎮める」と言われており、気の流入口である玄関で気を鎮め、とがった葉によって邪気を払う効果が期待されています。

また、パキラは「発財樹」や「Money Tree」とも呼ばれており、様々な金運に関する逸話があることでも有名です。

ビジネスや仕事運を高めたい人にもおすすめの植物で、花言葉は「勝利」です。

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ミリオンバンブー

ミリオンバンブー

ミリオンバンブーは「開運竹」「Lucky Bamboo」とも呼ばれ、中国では神棚に飾られるような縁起の良い植物です。

見た目から竹と名がついているもののドラセナという植物の一種で、ドラセナは「幸福の木」として知られています。 

とがった葉が上向きに沢山生えるために風水上では「強い陽の気を力強く発す」と言われ、金運や仕事運・健康運などオールマイティに空気を栄えさせてくれる植物です。

また、ミリオンバンブーは寄せ植えされることが多いです。風水では偶数は「陰」奇数は「陽」とされており、陽の気を持つミリオンバンブーは奇数の本数植えるとより相性が良いと言われています。

花言葉の「開運」からも縁起の良さが伝わりますね。

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モンステラ

モンステラ

南国のイメージが強いモンステラは、丈夫で生命力が強く観葉植物として不動の人気を獲得しています。

丸くて大きな葉を沢山つけ上にも下にも葉を向けるという形が、風水上「穏やかな気を充満させ澱みを流す」ことを意味し、停滞した気の流れを改善する効果があるそうです。

古代中国で発祥した風水は方角などを利用して気の流れをコントロールし、運気を上げることを目的としています。モンステラはそんな気の流れを綺麗にして、運気を良くする作用があるようですね。

花言葉は日本では「うれしい頼り」西洋圏では「献身」です。

[https://andplants.jp/products/monstera-s]

玄関で観葉植物を管理する際の注意点

屋外植物

ここまで玄関に適した植物を紹介しましたが、そんな植物をより良く管理する為の注意点も以下にまとめました。

  1. 定期的に日当たりの良い場所に移動させる
  2. 直射日光に当たらないようにする
  3. 空気がこもらないように換気する

この3点をしっかり守れば、お気に入りの観葉植物をより元気に育てることができますよ。

定期的に日当たりの良い場所に移動させる

耐陰性の強い植物も、全く暗闇で充分に育つのかというとそうでもありません。日光不足が続くと「徒長」という茎が細く葉が少ない状態になってしまうことがあります。

植物は光合成を行うことで栄養を作り出すので、日当たりの良い場所に置き定期的に日光に当ててあげるのが理想です。レースのカーテン越しなど、休みの日に玄関からリビングの窓際へ移動させてあげるだけで構いません。

普段と違う場所にいる植物を眺めると新鮮味があって心地良いですし、日光を浴びた植物もシャキッと元気になり、葉のツヤも良くなりますよ。 

直射日光に当たらないようにする

観葉植物には日光が必要ですが、直射日光に当てる場合は注意が必要です。特に夏場の日中などは直射日光に長く当たり続けると「葉焼け」を起こしてしまうことがあります。

夏場であれば、朝や夕方などの涼しい時間帯を選んであげましょう。普段からあまり日を浴びていない植物を突然直射日光に当てると、変化に対応できずやはり「葉焼け」を起こしてしまいます。

屋外に出す場合は徐々に光に慣れさせてあげることを意識してみてください。普段から置く玄関に窓があり直射日光が当たり続けるような環境の場合は、レースカーテンを設置してあげるだけで改善されます。

空気がこもらないように換気する

植物は日光と二酸化炭素・水に溶けた土の栄養分を吸収し、酸素と自分を育てるための栄養を作り出します。理科の時間に習った光合成ですね。

見た目では分かりませんが、植物も人と同じく空気を循環させ、呼吸しているということです。

人間も空気がこもった部屋にいると気分が悪くなったり、外に出て新鮮な空気を吸いたくなりますよね。同じように植物も新鮮な空気を求めています。

たまにドアや窓を開けて換気してあげたり、普段から風通しの良い場所に置いてあげたりするのが元気に育つポイントです。

植物は自分で移動できないので、お世話をする我々がしっかりケアしてあげましょう。

【参考例】観葉植物を玄関へおしゃれに飾るには?

続いては実際に玄関に観葉植物を飾り、おしゃれに見える参考例を紹介します。

 

こちらのお宅では大きなベンジャミンバロックを置かれているようです。

小さく丸い葉が可愛らしい植物ですね。

耐陰性は強めの植物ですが、こちらでは窓から程よい日光が入っているので日当たりの心配はなさそうですね。

鉢に巻かれたカバーは猫ちゃん対策でしょうか。

カバーも玄関のトーンに合っていて素敵ですね。

 

手前に置かれているのは今回の記事でも紹介した「パキラ」です。

日当たりの良さそうな窓際に置かれていますね。

よく見ると窓がすりガラスでシェードも付いているようなので、直射日光に当たりすぎる心配もなさそうです。

シックな鉢が玄関全体の雰囲気と合っていて、とてもオシャレに見えますね。

玄関に観葉植物を置く方からよくある質問

観葉植物

観葉植物を玄関に置く方から頂く質問をピックアップしました。

  1. 風水によい玄関内での観葉植物の置き場所は?
  2. 寒い冬にも枯れない植物はある?

順を追って回答していきます。

風水によい玄関内での観葉植物の置き場所は?

東南や南側に植物を置くのが良いと言われています。

これは東と南を「陽」の方位、西と北を「陰」とする思想から来ており、植物は「陽」の方角が合っているためです。 

しかし玄関に置く植物において大切なのは方角よりも明るさで、輝度が高くて明るい照明を設置することが良いと言われています。

植物にとっても明るい照明は大切です。

寒い冬にも枯れない植物はある?

流通している観葉植物は熱帯や温帯が原産のことが多く、そんな植物にとって日本の冬はかなり厳しい環境です。

しかし耐陰性だけでなく耐寒性が強い植物ももちろん存在し、今回ご紹介したシェフレラやユッカは耐寒性も強いとされています。

とはいえ植物によって耐えられる最低温度が違いますので、玄関の気温を鑑みて選んであげましょう。 

耐寒性の弱い植物でも、寒くなる冬だけ温かいリビングに移してあげたり、冬前に剪定をして消費するエネルギーを少なくしてあげたりと、寒さ対策をしてあげることも大切です。

関連記事:寒さに強い観葉植物|おすすめと冬越しについて

まとめ

大切な「家の顔」である玄関に飾る植物について紹介しました。

玄関に合う植物選びでは、耐陰性や耐寒性・風水的に持つ意味など植物の特性を意識することが大切です。植物選びだけでなく、玄関ならではの注意すべき点も紹介してきました。

しかし、条件に合った植物選びや完璧な管理をすること以上に大切なことは「飾る植物を気にかけ、大切に育てる」という意識です。

毎日玄関で靴を履く際に様子を気にかけていれば万一の異変にも気付きやすく、対策を取ることもできます。

成長していく植物を愛でる気持ちがあるからこそ、自分も植物を見てリラックスしたり、エネルギーを貰ったりできるのではないでしょうか。

ぜひ玄関に素敵な観葉植物を飾ってみてください。

タカタナカ
世界中を旅していた際、ジャングル奥地の集落で1ヶ月生活する機会がありました。 電気もなければ充分な食事もなかったのですが、沢山の植物に囲まれ、実った果実をおやつに頂くような生活でした。 帰国後もそんな植物たちが忘れられず、庭を埋めるほどの観葉植物に癒される日々を送っています。 好きな観葉植物は「ガジュマル」です。