ゴムの木の育て方

ゴムの木の育て方

植物名 ゴムの木
学名 Ficus
英名 Ficus
科目/属性 クワ科フィカス属
原産地 熱帯地域

ゴムの木の特徴

ゴムの木は艶やかで肉厚な葉が特徴的な植物です。本来はクワ科フィカス属に分類される植物の総称ですが、インドゴムノキの園芸品種であるデコラゴムノキを指すこともあります。

個性的な姿をしていることの多いゴムの木は、他植物に比べて乾燥に強く育てやすい特徴。品種も多く、小さなものから大きなものまでサイズも充実しています。

人気の観葉植物であるフィカス・ベンジャミンもゴムの木の仲間です。様々な品種から、お気に入りのゴムの木を見つけて育ててみてはいかがでしょうか。

ゴムの木の種類

ゴムの木は約800種類あります。その中でも、以下は人気の5種類です。

  1. ウンベラータ:ハート形の大きな葉をつける
  2. アルテシーマ:斑入りの楕円形の葉をつける
  3. ベンガレンシス:光沢感のある濃いグリーンの葉をつける
  4. ショウナンゴムの木:細長い清涼感のある葉をつける
  5. フランスゴムの木:艶のある美しい葉をつける

このほかにも、バーガンディリラータ・バンビーノなどのゴムの木があり、いずれも個性的な葉姿をしています。好みの品種を選んで、素敵なインテリアグリーンとして楽しんでくださいね。

ゴムの木の花言葉

ゴムの木の花言葉は、「永遠の幸せ」です。

ゴムの木は、生命力が強いため「永遠」という言葉を付けられています。「幸せ」という花言葉は、丸い葉が調和や安らぎの象徴であることが由来です。

これらのことから、ゴムの木は「永遠の幸せ」を呼び込む植物としても人気があります。新築祝いや開業祝いなどのプレゼントに最適です。

また、ゴムの木はいずれの品種も生命力が強いので、共通して「永遠」や「永久」という縁起の良い花言葉を持っています。お気に入りのゴムの木を見つけて育ててみてはいかがでしょうか。

ゴムの木の風水

ゴムの木は「金運」「恋愛運」を上げる風水効果を持っています。

金運だけでなく人間関係も整えてくれる効果があるので、恋人や夫婦仲を改善してくれるでしょう。パートナーがいない場合でも、素敵なご縁を運んでくれるかもしれません。

ゴムの木にはフィカス・パルメリーのように葉先が尖った品種もあります。尖った葉は邪気を払い仕事運を上げる風水効果も。

仕事が上手くいくことで、金運にもさらに良い影響を及ぼします。結婚祝いや就職祝いなどの贈り物に最適な観葉植物です。

関連記事:ゴムの木の風水|置き場所と方角について

ゴムの木の育て方

ゴムの木の育て方

日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低5~10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後
肥料 緩効性肥料、液体肥料
剪定時期 5~10月

関連記事:観葉植物の基本的な育て方|コツや管理法について

置き場所と日当たり

ゴムの木は日当たりのよい環境を好みます。ただし真っ白な斑入り葉を持つ品種は、直射日光に当たると葉焼けしやすいため注意が必要です。

斑入り品種は光合成する葉緑素が少ないので、明るい場所で管理してください。ゴムの木の多くの品種は耐陰性を持っていますが、あまりに暗い場所ではうまく生育できません。

そのため、明るい窓際に置くことがポイントです。直射日光が差し込む場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にしてあげましょう。

温度

ゴムの木は寒さにあまり強くない植物です。最低5~10℃以上をキープして育ててください。

寒さに当たり続けると、葉を次々に落としてしまいます。なるべく暖かい場所で管理することが重要なポイントです。

冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離した明るい場所に置きます。暖房の風に直接当たると葉が落ちる原因になるので、冬の置き場には気を付けてください。

水やりの頻度

  1. 春夏:土の表面が乾いてから
  2. 秋冬:土の表面が乾いてから2~3日後

春夏の生育期には、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。

ゴムの木に水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。

冬は土の表面が乾いてから2~3日後に水やりをします。この時期は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。

空気の乾燥はゴムの木の葉が落ちる原因の1つなので、一年を通して葉水をしてください。

肥料

ゴムの木には、植え替えの時に長期間ゆっくり効く緩効性肥料を、土に混ぜ込んでおくだけで十分です。土に肥料を混ぜ込んでいない場合は、置き肥や液肥を与えます。

生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。

肥料の与えすぎは、根傷みや枝の徒長の原因になります。また、フィカス・ベンジャミン・スターライトのように斑入り葉が美しい品種は、緑葉に戻る先祖がえりを発生させることもあるので気を付けてください。

剪定方法

ゴムの木の剪定時期は5~10月です。傷んだり茂りすぎたりした枝葉を剪定します。

枝葉が出ている場所であれば、どこから切っても問題ありません。切り口の下から新しい枝を出すので、理想の株姿をイメージして剪定すると良いでしょう。

ゴムの木の仲間は、枝葉を切ると白い樹液が出てきます。この樹液には触らないようにしてください。

体質によってかぶれる恐れがあるため、剪定するときは手袋やエプロンをすると良いです。もし触ってしまった場合は、流水で丁寧に洗い流してください。

ゴムの木のよくあるトラブルと対処法

ゴムの木のよくあるトラブルと対処法

乾燥に強く育てやすいゴムの木ですが、トラブルも存在します。

ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 葉が落ちやすい
  4. 葉が茶色・黄色に変色している
  5. 幹や幹の根元が柔らかい
  6. 土から腐敗臭がする
  7. 土の表面にカビが生えている
  8. 根黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

根腐れの対処法は以下。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
    ※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する
  4. 活力剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 枯れた枝を切り取る

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。

枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。

根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です。根詰まりの症状は以下の通り。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとゴムの木に悪影響です。

対処法はゴムの木の植え替えをすること。

ゴムの木を現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えを行う時期も春夏の成長期が最も適しています。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。

対処法は以下。

  1. 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。

常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。

ゴムの木によくある質問

ゴムの木のよくある質問

最後にゴムの木のよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. ゴムの木は室内屋外どちらを好むの?
  2. ゴムの木の葉が落ちるのはどうして?
  3. ゴムの木の適切な増やし方は?
  4. ゴムの木が枯れる原因は?
  5. ゴムの木が伸びすぎる時はどうする?
  6. ゴムの木の寿命は?
  7. ゴムの木の葉が垂れるのはどうして?
  8. ゴムの木の冬の管理方法は?

それでは具体的に見ていきましょう。 

ゴムの木は室内屋外どちらを好むの?

ゴムの木は室内の日当たりの良い環境を好みます。ただし、直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。

屋外の日陰でも育てることはできますが、紫外線量が変わるので室内と屋外を入れたり出したりすることはおすすめできません。転々と移動させると葉を落としやすいので、置く場所を決めたら動かさずに育てたほうが良いでしょう。

そのため、室内の明るい窓際で一年を通して育ててください。直射日光が当たる場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にすることが重要です。

ゴムの木の葉が落ちるのはどうして?

葉が落ちるのは、「水不足」「日当たり」「寒さ」「環境変化」が原因だと考えられます。

水不足や日当たり、寒さは植物を育てるうえで非常に重要なポイントです。適切な管理を守って育てることで、葉が落ちることを防ぐことができます。

ベンジャミンのように環境変化に敏感なゴムの木の場合、置く場所を転々とすると葉が落ちてしまいます。室内の明るい場所を確保して、置く場所を変えずに育てると葉が落ちずに綺麗に育つでしょう。

ゴムの木の適切な増やし方は?

ゴムの木の増やし方は、「挿し木」「取り木」です。

挿し木は、5~8月に伸びている枝を切れ味の良いハサミやナイフで切り取ります。樹液を流水で洗い流し半日ほど吸水させて、葉を1~2枚残して半分に切りましょう。

水分の蒸散をコントロールするためです。土に優しく植えた後は、土が乾燥しないように明るい日陰で管理すると1か月ほどで新芽が出てきます。

取り木は、枝節のすぐ下を環状に薄くカッターで切れ込みを入れて皮を1周するように剥ぎ、その部分に水苔を巻きます。湿らせた水苔が乾燥しないように、上からビニールなどで包んでおくと管理が簡単です。

その後1か月ほどすると、枝節の部分から根が出てきます。根を切らないように切り取り、そのまま新しく植えてください。

ゴムの木が枯れる原因は?

枯れる原因は、「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「日当たり」「寒さ」が考えられます。

水のやりすぎは根腐れに繋がるので、受け皿にたまった水も小まめに捨ててください。当然、水やりを行わない場合は枯れるので、土の乾燥を見ながら水やりすることが大事です。

ゴムの木には、斑入り葉の品種もあります。斑入り葉の品種は直射日光に当たりすぎると葉焼けし、暗すぎると光合成ができず枯れる可能性も。

斑入り葉に限らずゴムの木の仲間は、明るい窓際で育てることが重要です。しかし、冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離して最低5~10℃以上で管理しましょう。

ゴムの木が伸びすぎる時はどうする?

ゴムの木が伸びすぎる時は剪定します。

大きく伸ばして育てたい場合は、そのままでも問題ありません。しかし、多くの場合は、下葉が落ちたり形が不格好になったりします。

ゴムの木は葉が付いている幹であれば、どの部分から切っても大丈夫です。剪定後の理想の形をイメージして切ってください。

剪定することで、幹も太く育ちます。また、剪定時に白い樹液が出てきますが、触れないように気を付けましょう。

体質によってかぶれる恐れがあるため、剪定するときは手袋やエプロンをすると良いです。もし触ってしまった場合は、流水で丁寧に洗い流してください。

ゴムの木の寿命は?

ゴムの木は、適切に植え替えを行うことで15年以上生育すると言われています。

地植えにすれば50年以上の生育が可能です。しかし、日本では沖縄など冬でも10℃以上をキープできる環境でなければ難しいでしょう。一部のゴムの金の品種(エラスティカなど)は、成熟した株であれば地植えにしても成育可能です。

鉢植えでは植え替えをしながら適切に育てることで、15年以上と長く育てることができるかもしれません。挿し木や取り木で増やしながら育てることで、一生を共にする植物にもなります。

ぜひ上手に育てて素敵なゴムの木を楽しみましょう。

ゴムの木の葉が垂れるのはどうして?

ゴムの木の葉が垂れる原因は、「水のやりすぎ(やらなすぎ)」が考えられます。

ゴムの木に水をやりすぎたり受け皿に水を溜めていたりすると、根腐れの原因に。腐った根は吸水できずにゴムの木の葉に十分に水分を供給できません。

土は湿っているのに、植物は水切れしているように葉が垂れてしまいます。この場合は、すぐに黒く柔らかい根は取り除いて新しい土に植え替えをしてください。

ゴムの木は乾燥に強い植物ですが、水やりをしなければ当然水不足で葉が垂れてしまいます。この場合は、すぐに水やりをすれば元に戻るので安心してください。

適切な水やりは、植物を上手に育てるポイントです。土の乾燥具合を確認しながら、ゴムの木を育てましょう。

ゴムの木の冬の管理方法は?

ゴムの木の冬の管理方法は、最低5~10℃以上をキープして管理することです。

冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離して管理してください。また、暖房が直接当たると葉の乾燥が進み、ゴムの木の生育が悪くなります。

暖房の当たらない窓から離した明るい場所で育てましょう。冬は空気が乾燥して葉が傷みやすいので、水やりと一緒の葉水を行うと葉がきれいな状態を維持できます。

ただし、低温状態で霧吹きをすると逆効果です。冬に霧吹きをする際は、室温を十分に上げてから霧吹きしてください。

ゴムの木のまとめ

ゴムの木のまとめ

ゴムの木は明るい室内であれば、一年を通して簡単に育てることができます。ゴムの木には特徴的な葉を持つ品種が様々あるため、どんなシーンにも似合うインテリアグリーンとして活躍するでしょう。

「永遠の幸せ」という花言葉は、結婚祝いや開店祝いなどのプレゼントにも最適です。さらに、金運と恋愛運を上げる風水効果は多くの方に喜んでもらえます。

ぜひ、おしゃれなインテリアグリーンとして育ててみてはいかがですか。

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