花にはそれぞれ花言葉がついていますが、誰が決めたのか歴史や由来を知っていますか?
大切な人に花をプレゼントする際、花言葉が気になった方はたくさんいるでしょう。花束やアレンジメントを注文するときに、花屋のスタッフに花言葉を聞いたことがある方も少なくないはずです。
実際に、筆者が花屋で勤めていたときに、花言葉を聞かれたことが何度がありました。また、結婚式の装花やブーケを提案するときも、自分から花言葉を絡めてお話したこともあります。
なんとなく使っていた花言葉も、歴史や由来を知ることで、一層思いを込めて花を選びたくなるかもしれません。
今回は、花言葉の成り立ちや特徴について解説していきます。役立つ花言葉一覧も紹介していくので、ぜひ最後までお読みください。
花や植物の花言葉を今すぐ知りたい方は花言葉の一覧の記事からご確認いただけます。
花言葉とは
花言葉とは、花の色やかたち、その植物が持つ性質などから、植物の品種や色別につけられた意味を持つ言葉のことです。
花言葉の特徴は、言葉にしづらい気持ちを花に託して贈ったり、自分の気持ちを励ましたりできること。もちろん、花を贈ったり飾ったりするときに、必ず花言葉を意識しなければいけないわけではありません。
しかし、知っていることで心や生活に彩りや豊かさが加わるのは、花言葉の魅力といえるでしょう。
花言葉の歴史|どうやって決められたのか?
多くの花の多くの花言葉が、どうやって決められたのか気になりますよね。ここでは、花言葉の歴史を、次の4つの項目から紐解いていきましょう。
- 花言葉の発祥
- 花言葉が広がった理由
- 花言葉が日本にいつから広まったのか
- 現在の花言葉事情
花言葉の発祥
花言葉の発祥は、17世紀のオスマン帝国(現在のトルコ)の「セラム」という風習からと言われています。
当時、手紙以外で想いを伝える手段として、小箱に何かモノを入れて贈る風習がありました。箱の中に入れたモノに想いを乗せることで、言葉では伝えられない気持ちを贈りあったとされています。
箱に入れるモノのなかには花もあり、花に想いを込めて贈ることが、花言葉の広まりにつながったのです。
花言葉が広がった理由
花言葉が広がったのは、19世紀に入ってからです。それまでも「セラム」について、トルコ駐在大使の夫人や大使館の書記官らによって、イギリスやフランスに伝えられてはいたのですが、広まることはありませんでした。
しかし、19世紀になると、フランスの社交界の貴族女性たちが、感情やメッセージを伝えるために花束を贈り合うようになりました。貴族社会では礼儀作法が厳しく、社交の場で本音を話せないなか、花に想いを込めて贈ることが流行っていったのでしょう。
1818年には、フランスのシャルロット・ド・ラトゥールにより、初期の花言葉辞典と言われる「Le Langage des Fleurs」も出版され、世界中に広まることとなったのです。
花言葉が日本にいつから広まったのか
花言葉が日本に伝えられたのは、19世紀末で明治時代の後期になります。花言葉の本が翻訳されて、日本で出版されたことがきっかけです。西洋文化が次々と伝来するなかに、花言葉もあったのですね。
最初は、伝えられた花言葉をそのまま使っていましたが、そのうち日本の風習や歴史になぞらえて、日本独自の花言葉に変更されたり新たにつけられたりしていきました。
現在の花言葉事情
今でも、新しい花言葉が生まれ続けています。品種改良によって、新しい花が次々と生み出されているからです。
新品種の開発者がつけたり、公募によってつけられたりすることもあります。花業界が、特定の花のPRのために、意味やメッセージをつけて売り出すことも。
また、ずっと同じ花言葉であり続けるとも限りません。その時代の風習によっても花言葉は変化していくので、今知っている花言葉が未来では変わっていることもあるかもしれませんね。
花言葉の由来
花言葉には、それぞれ由来があります。誰からともなく伝わってきたものも多く、すべての由来が明確になっているわけではありませんが、主に次の6つのパターンが挙げられます。
- 神話などの伝承から
- 歴史上の出来事から
- 花の特徴から
- 花の色から
- 花の効用から
- 日本の歴史から
神話などの伝承から
花言葉は、ギリシャ神話を由来にしているものがたくさんあります。
ギリシャ神話とは、古代ギリシャで伝承されてきた神話や民間伝説のことです。主神ゼウスを中心に、オリンポスの神々だけでなく、人間との関わり、怪物や英雄についてなど、多くの物語がつづられています。
ギリシャ神話の物語のなかには花にまつわるものも多く、それが由来となり花言葉がつけられた例も少なくありません。例えば、アネモネの花言葉は、ギリシャ神話にある次の物語が由来です。
愛と美の女神アフロディーテは、キューピッドの矢によって、美少年アドニスに恋をしてしまいます。しかし、アドニスは不慮の事故で亡くなってしまい、アフロディーテの流した涙やアドニスの血から咲いた花がアネモネになったというものです。
そのため、アネモネの花言葉「はかない恋」は、アフロディーテの叶わなかった恋が由来と言われています。神々の物語が由来の花言葉は、壮大でロマンティックさを感じますよね。
歴史上の出来事から
花言葉のなかには、歴史上の出来事からつけられたものも少なくありません。
例えば、豪華な花姿が美しいダリアの花言葉は、「裏切り」や「移り気」。これは、19世紀のフランスの英雄ナポレオンの妻、ジョセフィーヌに由来します。
ダリアが好きで、庭でたくさん育てていたジョセフィーヌは、ある日ダリアを分けて欲しいと頼んできた貴族の申し出を断りました。しかし、諦めきれない貴族は、庭師にダリアの球根を盗ませます。
盗んだ球根からはたくさんのダリアが咲き、それを知ったジョセフィーヌは関わった貴族を追放してしまったのです。この出来事から、ダリアに不名誉な花言葉がつけられました。
花言葉だけだと、こんなに美しいのになんでだろうと疑問に思いますが、由来からそれだけダリアが多くの人を魅了してきたことが分かります。このように花言葉の由来を知ることで、花言葉の捉え方や花を見る目が変わることもあるのではないでしょうか。
ちなみに、ダリアには花姿から「優美」「華麗」といった美しい花言葉も、ちゃんとつけられています。
花の特徴から
花言葉の由来で分かりやすいのは、花の特徴からつけられたものではないでしょうか。咲いている姿や花のかたちだけでなく、性質などからも花言葉がつけられています。
例えば、スターチスの花言葉は「変わらぬ心」や「永久不変」。これは、スターチスがドライフラワーにしても枯れたり色褪せたりすることなく、そのままの姿を保つ性質が由来です。
花言葉の由来から花の特徴を知ることで、その花の魅力を改めて感じるきっかけにもなりそうですね。
花の色から
花言葉は、花の色が持つ印象からつけられたものもあります。
例えば、あじさいの花言葉のひとつに「移り気」がありますが、これはあじさいが咲き進んでいくにつれて、少しずつ色が変化することが由来です。
また、あじさいは色別にも花言葉があります。
- 青「知的」「神秘的」
- ピンク「元気な女性」
- 紫「神秘」「謙虚」
- 白「一途な愛情」
それぞれ、色の持つイメージが花言葉になっていますよね。
花は、複数の色がある品種もたくさんあり、それぞれ色別に花言葉がつけられていることも多いです。色の持つ魅力に花言葉を重ねることで、伝えたい気持ちもより鮮明になるのではないでしょうか。
花の効用から
植物には、さまざまな効用を持つものも少なくありません。ハーブ特有の効用から、花言葉がつけられたものもあります。
例えば、ラベンダーの花言葉は、「清潔」や「沈黙」「優美」。「清潔」は殺菌・抗菌作用があることから、「沈黙」や「優美」はリラックス効果のある香りが由来になります。
ハーブを植物としてプレゼントするのではなく、ハーブティーに花言葉を添えて贈るのも一風変わっていておすすめです。
日本の歴史や文学から
花言葉には、日本の歴史上の出来事や文学が由来のものもあります。
例えば、秋に薄紫や白の可憐な花を咲かせるシオン。花言葉の「あなたを忘れない」「遠くにある人を想う」「追憶」は、平安時代の説話集「今昔物語」が由来です。
父を亡くした二人の兄弟が、墓の前にシオンの花を植え、毎日墓参りを続けました。時が経つにつれ、兄の足が遠のくなか、弟は欠かさず墓参りを続けます。弟の姿に感心した鬼が、特別な能力を授けたことで末永く幸せに過ごしたという物語です。
弟が父を想う気持ちが花言葉になったわけですが、これは日本独自の花言葉なので、西洋では「愛の象徴」「繊細」といった、まったく別の花言葉がついています。
日本の歴史や物語が背景にあると、なんとなく想いを重ね合わせやすい気がしますよね。
花言葉の特徴
ここでは、花言葉についての特徴を、次の7つ解説していきます。
- 花言葉を複数持つ植物が多い
- 複数の植物に同じ花言葉もある
- 怖い花言葉を持つ植物もある
- 海外と日本とで異なる植物もある
- 花言葉は観葉植物や樹木にもある
- 花だけでなく葉や枝ごとの花言葉もある
- 途中で意味が変わることもある
花言葉の特徴を知ることで、より理解が深まるのではないでしょうか。
花言葉を複数持つ植物が多い
花言葉は、植物に対してひとつとは限りません。たいていの植物には、複数の花言葉がついていることが多いです。
例えば、りんどう(竜胆)の花言葉は「寂しい愛情」「悲しむあなたを愛する」「勝利」「正義感」。りんどうの咲く姿や、漢方として利用されることが由来です。
お花の印象はひとつではありません。りんどうの場合は、見た目と生活に役立つ部分が印象深いため、それぞれ由来の異なる花言葉がついたのでしょう。
ほかの植物も同様に、さまざまな由来から複数の花言葉を持つに至ったと考えられます。
複数の植物に同じ花言葉もある
ひとつの花言葉が、複数の植物についていることも少なくありません。例えば、「幸福」や「幸せ」という花言葉を持つ植物は、次のようなものがあります。
- ピンクのバラ
- ピンクのチューリップ
- タンポポ
- ブルーデージー
- かすみ草
- クローバー
- ドラセナ
また、コチョウランの「幸福が飛んでくる」、スズランの「幸福が訪れる」など、似た意味の花言葉を持つ植物も多いです。
怖い花言葉を持つ植物もある
花言葉は、いい意味だけとは限りません。なかには、怖い意味の花言葉を持つ植物もあります。
例えば、黒バラが持つ花言葉は「あなたを呪う」「永遠の死」です。バラの花言葉は「愛」や「美」なのに、黒色のイメージだと恐ろしい花言葉になってしまうのですね。
また、ヨーロッパでは黄色の花に「裏切り」などの花言葉が付けられていることが多いです。これは、キリストを裏切ったユダが、黄色の服を着ていたことが由来となっています。
ほかにも、毒を持つ花には危険を意味する花言葉や、神話などから悲恋を思わせる花言葉を持つ花も少なくありません。しかし、怖い花言葉を持つ植物は、どれも良い意味の花言葉も持っていることがほとんどです。
怖い意味を持つ花言葉は、次の記事でも一覧で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
関連記事:怖い意味の花言葉一覧|「裏切り」や「死」などニュアンス別に紹介
海外と日本とで異なる植物もある
花言葉は、世界共通ではありません。海外と日本とで花言葉が異なる花もあります。
例えば、ミモザの花言葉は「秘密の恋」。これは、ネイティブインディアンが愛の告白にミモザを贈っていたことが由来で、日本でも海外でも共通です。
しかし、ミモザの花言葉を国別に見ていくと
・日本「優雅」「友情」
・イタリア「感謝」
・フランス「思いやり」「感受性」「安全」
といったように、異なる花言葉を持っていることが分かります。
花言葉がいろいろな国に伝わって独自の変化をしていったことや、国や環境によって同じ花でも抱くイメージなどが違うということでしょう。
花言葉は観葉植物や樹木にもある
花言葉というフレーズから、バラやガーベラのような花だけにあるものだと思ってしまう方も少なくありません。しかし、花言葉は観葉植物や樹木も含めた、あらゆる植物についています。
観葉植物には、ポトスの「永遠の富」で金運アップ、アレカヤシの「元気」でやる気アップなど、気持ちを上げる花言葉が多いのが特徴です。
樹木では、例えば秋の紅葉が楽しめるもみじにも、花言葉があります。「美しい変化」「大切な思い出」といった花言葉は、秋の忘れがたい美しい風景にぴったりです。
このように、観葉植物や樹木の花言葉にも、ぜひ注目してみましょう。
花だけでなく葉や枝ごとの花言葉もある
花言葉は、その植物全体だけでなく、花・葉・枝の部位ごとについているものもあります。
例えば、バラの部位ごとの花言葉は次のとおりです。
葉 | 「希望あり」「頑張れ」 |
枝 | 「あなたの不快さがわたしを悩ませる」 |
棘 | 「不幸中の幸い」 |
すべての植物の部位ごとに花言葉があるわけではありません。例えば、バラは多くの人から愛されている花のひとつです。
気持ちを伝えるメッセンジャーとしても大活躍してくれるからこそ、あらゆる側面から意味がつけられたのでしょう。
途中で意味が変わることもある
花言葉は、途中で意味が変わることもあります。
例えば、青バラのかつての花言葉は「不可能」でした。バラは品種がとても多く色も豊富ですが、青色だけは存在しません。数多くの育種家が交配に挑戦しても、生み出すことは叶いませんでした。
しかし、近年になって、純粋な青色ではなくても近い色を開発できるようになったため、花言葉が「不可能」から「夢がかなう」や「奇跡」に変わりました。
青バラはとても分かりやすい例ですが、花言葉の長い歴史を考えたら、どこかの段階で意味が変わったとしても納得できますよね。
花言葉の活用や楽しみ方
花言葉の魅力は、日常生活や特別なシーンで、言葉以外で気持ちを伝えられることです。ここでは、花言葉の主な使い方を3つ紹介します。
- プレゼントに花言葉を取り入れる
- 伝えたい気持ちを花言葉に託す
- 願掛けに花言葉を取り入れる
プレゼントに花言葉を取り入れる
特別な日のプレゼントに、花言葉を取り入れてみましょう。
誕生日や卒業式、母の日などに、相手にとって意味のある花言葉を持つ花を贈ることで、あなたが相手を想う気持ちが伝わります。
メッセージカードに花言葉を添えて贈るのも素敵です。
伝えたい想いを花言葉に託す
伝えたい言葉があるときは、想いを花言葉に託して届けましょう。
愛を告白したいとき、恋人にプロポーズしたいときは、ふさわしい花言葉を持つ花を贈ると、感動もひとしおです。
告白やプロポーズのプレゼントに多いのが、「愛」を花言葉に持つバラの花。特に、赤バラの花言葉は「愛情」「情熱」なので、告白やプロポーズシーンに人気があります。
バラは本数によっても意味があるので、花言葉とともに取り入れるのもおすすめです。
願掛けに花言葉を取り入れる
最後は、願掛けに花言葉を取り入れる使い方です。相手の健康や幸せなどを願うときは、ふさわしい花言葉の植物を贈ることで願掛けになります。
自分自身に願いを掛けるのもありです。「幸せになりたい」「試験に合格したい」「健康を維持したい」など、自分の夢や希望を花言葉に託して部屋に飾れば、目標に向かって頑張る力が沸き上がるでしょう。
役立つ花言葉一覧
花言葉は、多くの本やサイトでもまとめられています。AND PLANTS MAGAZINEでも、たくさんの花言葉を紹介しているので、気になる花をチェックしてみてください。
ここでは、花言葉の一覧や、意味ごとに探せるリストをまとめてみました。
お花の花言葉
花束やアレンジメントを贈るとき、伝えたい言葉を持つ花が入っていたら、より気持ちが込められるような気がしませんか。
花を一輪お部屋に飾ろうと思ったときに、好きな言葉を持つ花を選んだら、飾った花が輝きを増すでしょう。
どんな花言葉があるか知りたい、花の名前から花言葉を調べたいと思ったら、次の記事をチェックしてみてください。
関連記事:花言葉の一覧|ジャンル別・50音順
観葉植物の花言葉
観葉植物は、ライフスタイルを豊かにしてくれるインテリアです。さらに、よい意味の観葉植物がお部屋にあったら、気分が上がったり、より愛おしくなったりしますよね。
自分の持っている観葉植物の意味を知りたい、素敵な意味のある観葉植物を贈りたいと考えている方には、次の記事がおすすめです。
関連記事:素敵な花言葉をもつ観葉植物|一覧や個別の意味を紹介
意味別の花言葉
ここでは、大切な人への贈り物や自分のために、よく使われる花言葉の意味とシチュエーションをまとめてみました。
意味 | シチュエーション |
愛 | プロポーズや結婚記念日に |
一緒にいたい | 告白やプロポーズに |
家族愛 | 結婚式や母の日、父の日に |
感謝 | 大切な人に感謝の気持ちを伝えたいときに |
希望 | 相手を応援したいときや自分が前向きになりたいときに |
健康 | 相手の健康を願ったり元気づけたりしたいときに |
告白 | 相手に愛を伝えたい時に |
幸せ | 結婚式やプロポーズ、お祝いの場に |
自分らしく | 個性のある人に、自分を奮い立たせたいときに |
勝利 | 頑張る人へのプレゼントや開店祝いに |
卒業 | 先生や先輩に感謝を込めて |
尊敬 | 尊敬する相手への贈り物に |
出会えてよかった | 大切な人への感謝や別れの場面に |
努力 | 相手を励ましたいときや自分が頑張りたいときに |
友情 | 友情への感謝や信頼を伝えたいときに |
夢 | 夢を叶えたいときや、夢に向かって頑張る人に |
気になる言葉があったら、チェックしてみましょう。
花言葉を誰が決めたのかについて|よくある質問
最後に、花言葉を誰が決めたのかについて、よくある質問を2つピックアップしました。
- 花言葉をくだらないと思ったらだめ?
- 本やサイトによって花言葉が違うことがあるのはなぜ?
花言葉をくだらないと思ったらだめ?
花言葉は自由に楽しむものなので、捉え方も自由です。くだらないと思う人もいれば、願いや想いを託す人もいます。
それぞれの受け止め方で問題ありません。ただ、もし相手が気にする方なら、尊重してあげるといいでしょう。
また、例えば告白やプロポーズをするのに、花言葉に「裏切り」や「失恋」などのネガティブな意味があると、相手を誤解させてしまうかもしれません。
状況によっては、花言葉を上手く取り入れることで好転することもありますよ。
本やサイトによって花言葉が違うことがあるのはなぜ?
本やサイトによって花言葉が違うことがあるのは、花言葉が明確な意味というよりも感覚的なものだからです。
同じ言葉を使っていても、人によって受け取り方が違うこともありますよね。花言葉が本や伝聞によって伝わるうちに、派生して変化していったものもあるでしょう。それぞれの国で独自につけられた花言葉もあります。
花言葉は、専門機関が管理しているわけではありません。時代により国により変化していくものを、完全に網羅している辞典もないでしょう。
花言葉が見るものによって違っていたら、好きな言葉を採用すればOKです。自分なりに解釈しても、間違いではありません。
まとめ
花の見た目や特徴などからつけられた花言葉。手紙をやりとりするように、花やモノに意味を添えて想いを伝えあう習慣が、今の花言葉のはじまりと言われています。
多くの人たちが花に意味をつけ、それが伝えられまとめられて、今の花言葉の体系ができあがりました。今でも同じように、花言葉に想いを乗せて花を贈る習慣が世界中にあります。
歴史を紐解いていくと、花や言葉の魅力や力は普遍的なんだと気づかせてくれますよね。
大切な人に想いを伝えたいときや叶えたい夢があるときは、花言葉の力を借りてみましょう。自分では表現できない気持ちを、植物が代わりに伝えてくれますよ。